土曜日, 2月 13, 2016

最近の各社看板のBOXセット どれが良いか 私的ベスト3

かつてのクラシックの主要レーベルは、M&Aや統合されていまは寡占状態になっている。しかし、著作権切れもあってか、「昔の名前」でBOXセットが多くでている。
そのうち、小生の独断で以下ベスト3を!

第1位 エラート名演コレクション(50CD)

エラート名演コレクション(50CD)
50CD レガシーボックスセット ERATO BOX

フランスの名門レーベルERATOの50枚組のセット。その魅力の第一は自国関連を中心に演奏家陣の充実で、主力の演目は、クリスティ(モンテヴェルディ、パーセル、ラモー、シャルパンティエ、モーツァルト)、ブーレーズ(ストラヴィンスキー、メシアン、ブーレーズ自作品)他、第一人者の指揮者で固め、オルガンのアラン(J.S.バッハ、フランク、リスト、ジャン・アラン他)、トランペットのアンドレ(バロック、トマジ, オネゲル, ミヨー, ジョリヴェ)他、ソロ、楽団の名手が揃っていることである。

第二に、声楽陣の充実ぶりである。カンプラ『レクィエム』(モンテヴェルディ合唱団)、カントルーブ『オーヴェルニュの歌』(ドーン・アップショウ)、デュリュフレ『レクィエム』(テレサ・ベルガンサ)、グルック『アウリスのイフィゲニア』(フォン・オッター)等々のほか、スミ・ジョーやスーザン・グラハムは自信作各1枚を当てている。

第三に、この手のボックス・セットのなかでは、録音時点が比較的新しいことで1990年代のデジタル録音も多く収録されている。角度をかえれば、まだまだ指摘すべき誇り高き成果も多い。鮮やかな緑の箱の上部にERATOの白抜きのすっきりとした装丁。この価格であれば文句のない充実した内容。

【収録情報】(簡易備忘録程度に)
CD1:モーリス・アンドレMaurice Andr'『バロック・トランペット協奏曲集』
→ Vol. 1-Maurice Andre Edition: Concertos
CD 2:コープマンTon Koopman J.S.バッハ『管弦楽組曲』(全4曲)
CD 3:アランMarie-Claire Alain  J.S.バッハ『オルガン名曲集』
CD 4:ベルリオーズ:序曲集 アラン・ロンバール(指揮)
→ Berlioz: Sym Funebre / La Mort De Cleopatre
CD 5:ビゼー:歌劇『カルメン』ハイライト マゼール/フランス国立管
CD 6:ブーレーズPierre Boulez ブーレーズ:作品集
CD7:ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調、ホルン三重奏曲変ホ長調
CD 8:ガーディナーSir John Eliot Gardiner カンプラ『レクィエム』
→ Campra: Requiem
CD 9:ナガノKent Nagano+アップショウ カントルーブ『オーヴェルニュの歌』より
→ カントルーブ:オーヴェルニュの歌他
CD10:クリスティWilliam Lincoln Christie シャルパンティエ:歌劇『メデ』、パーセル:『ディドーとエネアス』ハイライト
CD11:シャルパンティエ:『ルソン・ド・テネブレ』より
CD12:ショーソン、ルーセル、マニャール 『弦楽四重奏曲』集
CD13:ルガンスキーNikolai Lvovich Lugansky ショパン『練習曲集』
→ Chopin Etudes-Op. 10 Nos. 1-12/Op. 25 Nos. 1-12
CD14:ボーモンOlivier Baumont F.クープラン『クラヴサン曲集』より
CD15:デュカス:魔法使いの弟子、ラ・ペリ、交響曲ハ長調
CD16:コルボMichel Corboz フォーレ、デュリュフレ『レクィエム』
→ デュリュフレ:レクイエム
CD17:アランMarie-Claire Alain フランク『オルガン作品集』
CD18:エレーヌ・グリモー Helene Grimaud  ガーシュウィン、ラヴェル:ピアノ協奏曲
CD19:ガーディナーSir John Eliot Gardiner グルック:『アウリスのイフィゲニア』ハイライト(フランス語版)
CD20:コープマンTon Koopman ヘンデル:『オルガン協奏曲集』
CD21:アンドレMaurice Andr' トマジ, オネゲル, ミヨー, ジョリヴェ:作品集
CD22:アランMarie-Claire Alain リスト:十字架の道、ミサ・コラリス
CD23:リュリ:『テ・デウム』、モテット「怒りの日」
CD24:ブーレーズPierre Boulez メシアン:天国の色彩、われ死者の復活を待ち望む他
CD25:メシアン:聖なる三位一体の神秘への瞑想 オリヴィエ・メシアン(オルガン)
CD26:ミヨー:交響曲第4番、第8番『ローヌ河』 ダリウス・ミヨー(指揮)他
CD27:クリスティWilliam Lincoln Christie モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(抜粋)他
CD28:コルボMichel Corboz モンテヴェルディ:『倫理的・宗教的な森』より
CD29:モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲、クラリネット協奏曲イ長調
CD30:モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』ハイライト バレンボイム(指揮)
CD31:クリスティWilliam Lincoln Christie モーツァルト:『レクィエム』
→ モーツァルト:レクイエム、アヴェ・ヴェルム・コルプス
CD32:アランMarie-Claire Alain ジャン・アラン:オルガン、弦楽五重奏、ティンパニのためのサラバンド、デュリュフレ:アランの名による前奏曲とフーガ、3つの舞曲他
CD33:プロコフィエフ:交響曲第5番、第7番 ロストロポーヴィチ(指揮)
CD34:クリスティWilliam Lincoln Christie パーセル:歌劇『アーサー王』ハイライト
CD35:クリスティWilliam Lincoln Christie ラモー:歌劇『花飾り、または魔法の花』ハイライト
CD36:リムスキー=コルサコフ:『シェエラザード』他 バレンボイム(指揮)
CD37:ルーセル:『バッカスとアリアーヌ』組曲第1番、第2番、くもの饗宴
CD38:ピリスMaria Jo'o Pires シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番、幻想曲 D.940
CD39:ショスタコーヴィチ:交響曲第15番、反形式主義的ラヨーク(英語版)
CD40:シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
CD41:ストラデッラ:サン・ジョヴァンニ・バティスタ ルーヴル宮音楽隊
CD42:ブーレーズPierre Boulez ストラヴィンスキー:『プルチネッラ』全曲 他
CD43:タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集、「悪魔のトリル」他
CD44:チャイコフスキー:『フランチェスカ・ダ・リミニ』他 ムラヴィンスキー(指揮)
CD45:ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集 Op.10(全6曲)他 ランパル(フルート)
→ Vivaldi : 8 Flute Concertos - Apex
CD46:バーバー:アニュス・デイ、フォーレ:ラシーヌ雅歌他
CD47:J.S.バッハ:イタリア協奏曲、デュエット他 スコット・ロス(チェンバロ)
CD48:スミ・ジョー Sumi Jo ロッシーニ:『セヴィリャの理髪師』より 他
→ ヴィルトゥオーゾ・アリア集【SHM-CD】
CD49:スーザン・グラハムSusan Graham『フランス・オペレッタ・アリア集』
CD50:中世説話『トリスタンとイズー』 ジョエル・コーエン/ボストン・カメラータ

第2位 25レジェンダリー・アルバムズ(25CD限定盤)

25レジェンダリー・アルバムズ(25CD限定盤)
Classique-La Discotheque Ideale

価格、内容からは大変な廉価盤選集。以下は作曲家別を中心とするチェック・リストを作成した。ただし、他のbox setですでになんどもリ・パッケージされているものもあり、また全体の基本コンセプト、統一感は希薄。一般には自分のコレクション上、重複覚悟で何点が新規の魅力的な「買い」かによっての判断となろう。
  小生は、VOL.1のヒルデガルト・フォン・ビンゲン作曲集/セクエンツィアー中世音楽アンサンブル(1994年)
Canticles of Ecstasy から聴く。この清浄な妙なる響きを聴いて、買って損なしと得心した。人それぞれ、お目当てを楽しんで探し、価格を考量のうえどうぞ!

<収録情報>(録音時点)
【ヴィヴァルディ】
・協奏曲集『四季』/ヴェニス・バロック・オーケストラ(1999年)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」 他
【ロッシーニ】
・アリアとデュエット集/カサロヴァ(メゾ・ソプラノ)(1999年)
愛する彼のために ~ロッシーニ : アリア&デュエット集
・序曲集/ライナー(1958~1959年)
【バッハ】
・ゴルトベルク変奏曲/グールド(1981年)
・マタイ受難曲(ハイライト)/レオンハルト指揮(1989年)
・無伴奏チェロ組曲第1~3番/ヨーヨー・マ(1994~1997年)
【 モーツァルト】
・レクィエム ニ短調K.626(バイヤー版)/アーノンクール指揮(2003年)
モーツァルト:レクイエム
・交響曲第35番、第39番、第40番/セル指揮(1960年、1967年)
モーツァルト:交響曲第39番&第40番ほか
【ベートーヴェン】
・交響曲第5番『運命』、第7番/バーンスタイン指揮(1964年、1958年)
【メンデルスゾーン】
・ピアノ三重奏曲第1番、第2番/スターン他(1966年、1979年) 
【シューベルト】
・交響曲第9番『グレート』/ヴァント指揮(1995年)
【ショパン】
・ワルツ第1~14番/ルービンシュタイン(1963年)
→ 
ショパン:ワルツ集(全14曲)
・ピアノ協奏曲第1番(ピアノ六重奏版)/ルイサダ(ピアノ)(1998年)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲

【ブラームス】
・交響曲第1番、第3番/ワルター(1953年)
ブラームス:交響曲第1番&3番
・ヴァイオリン協奏曲/ハイフェッツ&ライナー(1955年)
【チャイコフスキー】
・ヴァイオリン協奏曲/ハイフェッツ&ライナー(1957年)
【ドヴォルザーク】
・交響曲第8番、第9番/セル(1958年、1959年)
ドヴォルザーク : 交響曲第8番&第9番「新世界より」
・ピアノ五重奏曲/ルイサダ(ピアノ)(1998年)
→ショパン:ピアノ協奏曲第1番&ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲(上記参照)
【ドビュッシー】
・管弦楽作品集/ミュンシュ(1956年、1962年)
La Mer
【ラヴェル】
・管弦楽作品集/ブーレーズ(1970年、1974年)
→ラヴェル:作品集(SACD)
【ラフマニノフ】
・ピアノ・ソナタ第2番/ホロヴィッツ(1980年)
・ピアノ協奏曲番3番/ホロヴィッツ&オーマンディ(1978年)
→ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番&ピアノ・ソナタ第2番

<<その他>>
・カバリエのドニゼッティ、ベッリーニ:アリア集(1965年)
・ジョン・ウィリアムズのアランフェス協奏曲他(1967年、1974年)
・小澤征爾のカルミナ・ブラーナ(1969年)
・クライバーのニューイヤー・コンサート(抜粋)(1989年)
・ヒルデガルト・フォン・ビンゲン作曲集/セクエンツィアー中世音楽アンサンブル(1994年)
・ローラン・コルシアのラヴェル/ツィガーヌ他(1999年)

http://shokkou3.blogspot.jp/2012/08/classique-la-discotheque-ideale.html


第3位 ドイツ・グラモフォン111周年記念コレクターズ・エディション(111CD)
ドイツ・グラモフォン111周年記念コレクターズ・エディション(111CD)
Various: 111

 【カレンダー】 ドイツ・グラモフォン・DG2016 を購入した。その掲載アーティストは、 1月:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮、生誕130年)/2月:プラシド・ドミンゴ(テノール、生誕75年)/3月:ヘルムート・ヴァルヒャ(オルガン、没後25年)/4月:カール・ベーム(指揮、没後35年)/5月:ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ、没後25年)/6月:マルタ・アルゲリッチ(ピアノ、生誕75年)/7月:ピエール・フルニエ(チェロ、生誕110年&没後30年)/8月:ラファエル・クーベリック(指揮、没後20年)/9月:エミール・ギレリス(ピアノ、生誕100年)/10月:カール・リヒター(指揮、生誕90年&没後35年)/11月:ジュゼッペ・シノーポリ(指揮、生誕70年&没後15年)/12月:マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)となっている。しかし、本集は以上に限定されずより広範な編集・収録方針である。

本111枚のCD集は、このレーベルのスタープレイヤー(1930年代から現代まで) の「顔見世興行的」なBOX。特定の作曲家、演奏家にフォーカスしていないので収録内容はバラついており分散傾向が強い。多くの演奏家のプロフィールを紹介する方針とみえ、このレーベル内でも他により著名な秀演もあるが、その点はいわば全体を「福袋」とみて割り切ったほうがいいかも知れない。以下いくつかの特色を整理してみよう。

1. 3Bの集積
3B( Bach、Beethoven、Brahms)を典型に本レーベルの中心、ドイツものはさすがに充実のラインナップである。
・バッハ(エマーソン・カルテット、フルニエ、ヒラリー・ハーン、リヒター、ヴァルヒャ トッカータとフーガ/バッハ:オルガン名曲集、バトル&パールマン、リステンパルト、ピノック)
・ベートーヴェン(アマデウス四重奏団、ギレリス、カラヤン、ケンプ&ライトナー、クライバー ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》&7番、グリモー&サロネン、バレンボイム(P)、ハーゲン四重奏団)
・ブラームス(アバド、ムター&カラヤン、デ・サバタ、ギレリス&ヨッフム ブラームス:ピアノ協奏曲第1&2番、他、ケンプ)

2.宗教曲
4大レクイエムやその他の宗教曲でも重厚な陣容、多彩な演奏者群が目立つ。
・レクィエム:モーツァルト(ベーム)、ブラームス(カラヤン)、ヴェルディ(フリッチャイ)、フォーレ(ジュリーニ)
・モンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』(ガーディナー)、モーツァルト『大ミサ』(マクリーシュ)、プレトリウス『クリスマス・ミサ』(ガブリエリ・コンソート)

3.オペラ・声楽曲
男声ではドミンゴ、フィッシャー=ディースカウ&ムーア、クヴァストホフ、ブリン・ターフェル、ビリャソン、ヴンダーリヒら、一方女声ではベルガンサ、コジェナー、ネトレプコ、オッター、ガランチャ、ドーン・アップショウ、リタ・シュトライヒといった一流どころがハイライトされている。

4.その他
他に作曲家ではチャイコフスキーに注目。古い音源ながら本場ロシア系で太宗を固めている。一方、ピアノ曲ではショパンが充実している。
・チャイコフスキー(オイストラフ&コンヴィチュニー、ムラヴィンスキー チャイコフスキー:交響曲第6番、ロストローポーヴィチ、ラン・ラン&バレンボイム)
・ショパン(アルゲリッチ、ピリス、ポリーニ、ツィマーマン、ブレハッチ、ユジャ・ワン)

以上で全体の半分以上をカヴァーしているが、それ以外にも次のような一級品(例示ながら)も収録。

モーツァルト:クラリネット協奏曲、フルート協奏曲
ベルリオーズ:幻想交響曲
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ、春の祭典
ブルックナー:交響曲第4番
Pollini Edition (Bonus CD) (一部)

1枚当たりのコスト・パーフォーマンスは抜群ながら、枚数が多い分BOX全体では値が張るので、ライブラリーを補完する価値があるかどうかはリスナーの判断如何と思う(参考までに簡単なリストを添付)。

(収録情報)
Disc1 アバド&ウィーン・フィル/ブラームス:ハンガリー舞曲集
Disc2 アマデウス四重奏団/ベートーヴェン第7番&第14番
Disc3 アルゲリッチ/ショパン:前奏曲&葬送ソナタ
Disc4 バレンボイム&パリ管/ラヴェル作品集
Disc5 ミケランジェリ/ドビュッシー前奏曲集第1巻&映像
Disc6 バーンスタイン/『ウェスト・サイド・ストーリー』
Disc7 ベーム/モーツァルト:レクィエム
Disc8 ブーレーズ/『春の祭典』『ペトルーシュカ』
Disc9 カルミニョーラ/ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
Disc10 ドミンゴ&ジュリーニ/オペラ・ガラ
Disc11 ドゥダメル/マーラー5番
Disc12 エマーソン・カルテット/『フーガの技法』
Disc13 フィッシャー=ディースカウ&ムーア/『冬の旅』
Disc14~15 フルニエ/バッハ無伴奏チェロ組曲
Disc16 フリッチャイ/ヴェルディ:レクィエム
Disc17 フルトヴェングラー/シューマン第4番
Disc18~19 ガーディナー/モンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』
Disc20 ギレリス/『ワルトシュタイン』『告別』『熱情』
Disc21 ムジカ・アンティクヮ・ケルン/パッヘルベル:カノン
Disc22 グリモー&サロネン/クレド
Disc23 ヒラリー・ハーン/バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
Disc24 ホロヴィッツ・イン・モスクワ
Disc25 ヨッフム/『カルミナ・ブラーナ』
Disc26 カラヤン/第九、コリオラン
Disc27 ケンプ、ライトナー/『皇帝』&第4番
Disc28 クライバー/『運命』&第7番
Disc29 コジェナー/ヘンデル:アリア集
Disc30 クーベリック&ベルリン・フィル/ドヴォルザーク『新世界より』、第8番
Disc31 ラン・ラン、バレンボイム&シカゴ響/チャイコフスキー
Disc32 マゼール&ベルリン・フィル/『イタリア』『宗教改革』
Disc33 マイスキー/「アダージョ(ロマンス)」
Disc34 マルケヴィチ/『幻想交響曲』
Disc35 ガブリエリ・コンソート/プレトリウス『クリスマス・ミサ』
Disc36 ミンコフスキ/ラモー:オーケストラ作品集
Disc37 ムター、カラヤン&ベルリン・フィル/ブラームス協奏曲集
Disc38 ネトレプコ/デビュー・アリア集
Disc39 オイストラフ/チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
Disc40 オッター&ゲーベル/アリアンナの嘆き~哀歌集
Disc41 ピノック/ヴィヴァルディ『四季』
Disc42~43 ピリス/ショパン夜想曲全曲
Disc44 ポゴレリチ/スカルラッティ:ソナタ集
Disc45 ポリーニ/ショパン:24の練習曲
Disc46 クヴァストホフ/ドイツ・ロマンティック・オペラ・アリア集
Disc47-48 リヒター/バッハ:ミサ曲ロ短調
Disc49 リヒテル/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
Disc50 ロストロポーヴィチ&カラヤン/ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
Disc51 ターフェル/放浪者~ヴォーン・ウィリアムズ、バタワースらによるイギリス歌曲集
Disc52 ビリャソン/『空と海』(オペラ・アリア集)
Disc53 ヴァルヒャ/バッハ:オルガン名曲集
Disc54 ヴンダーリヒ/『詩人の恋』
Disc55 ツィマーマン、小澤/リスト:ピアノ協奏曲集
Disc56~57 ベルガンサ、ドミンゴ、アバドの『カルメン』全曲
Disc59 バレンボイム/ベートーヴェン:三大ソナタ
Disc60 バトル&パールマン/春のそよ風~バッハ・ソプラノとヴァイオリンのためのアリア集
Disc61 バーンスタイン/マーラー『巨人』
Disc62 ブレハッチ/ショパン:ピアノ協奏曲集
Disc63 ベーム&VPO/モーツァルト:管楽器のための協奏曲
Disc64 ブーレーズ/ドビュッシー『海』『夜想曲』『遊戯』
Disc65 デ・サバタ/ブラームス4番、死と変容
Disc66 ドミンゴ/スペインの情熱
Disc67 ドゥダメル/フィエスタ
Disc68 リステンパルト/バッハ:カンタータ第56&82番
Disc69 フリッチャイ/J.シュトラウス作品集
Disc70 フルトヴェングラー/『グレート』&『ロザムンデ』
Disc71 ガランチャ/アリア・カンティレーナ
Disc72 ギレリス&ヨッフム/ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
Disc73 ジュリーニ/フォーレ:レクィエム
Disc74 アップショウ/ゴリホフ:アイレ、ベリオ:フォーク・ソングス
Disc75 グリモー/リフレクションズ~シューマン:ピアノ協奏曲、ほか

Disc76 ハーゲン四重奏団/ベートーヴェン第16番&シューベルト:『死と乙女』
Disc77 ヒラリー・ハーン/シベリウス&シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲
Disc78 ダニエル・ホープ/エア~バロック・ジャーニー
Disc79 ホロヴィッツ・アット・ホーム
Disc80 ヨッフム&BPO/ブルックナー『ロマンティック』
Disc81 カラヤン&BPO/ドイツ・レクィエム
Disc82 ケンプ/シューマン&ブラームス
Disc83~84 カルロス・クライバー/ヴェルディ『椿姫』全曲
Disc85 マグダレナ・コジェナー/モーツァルト:アリア集
Disc86 クレーメル/グラス:ヴァイオリン協奏曲
Disc87 ラン・ラン/メモリー
Disc88 レヴァイン&シカゴ響/ラプソディ・イン・ブルー
Disc89 マクリーシュ/モーツァルト:大ミサ
Disc90 ムラヴィンスキー/チャイコフスキー:『悲愴』
Disc91 デイヴィッド・マンロウ/ゴシック期の音楽(抜粋)
Disc92 アンネ=ゾフィー・ムター/カルメン幻想曲
Disc93 ネトレプコ&ヴィラゾン/デュエット
Disc94 アリス=紗良・オット/『超絶技巧練習曲集』
Disc95 オッター/クルト・ワイルを歌う
Disc96 ピノック/ブランデンブルク協奏曲第1~3番
Disc97 ピリス/モーツァルト:ピアノ協奏曲第14&26番
Disc98 ポリーニ/『ペトルーシュカ』ほか
Disc99 クヴァストホフ/『美しい水車小屋の娘』
Disc100~101 スティーヴ・ライヒ/ドラミング
Disc102 カール・リヒター/C.P.E.バッハ:シンフォニア集
Disc103 リヒテル/シューマン
Disc104 ロストローポーヴィチ&BPO/チャイコフスキー:三大バレエ
Disc105 シャハム&セルシェル/パガニ-ニ:ヴァイオリンとギターのための作品集
Disc106 シノーポリ&ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団/オペラ合唱曲集
Disc107 リタ・シュトライヒ/オペラ・アリア集
Disc108 ブリン・ターフェル/オペラ・アリア集
Disc109 ユジャ・ワン/ソナタ&エチュード
Disc110 イエペス/アランフェス協奏曲
Disc111 ツィマーマン/ショパン:バラード集

(次点)
フィリップス・クラシックス~ザ・ステレオ・イヤーズ(50CD)

フィリップス・クラシックス~ザ・ステレオ・イヤーズ(50CD)
Philips Classics - The Stereo Years

往年のクラシック・ファンの間ではPHILIPSレーベルは地味ながら、器楽曲を中心に名手が揃っており熱烈なファンも多かった。以下、作曲家別に収録内容を整理した。様々な領域が混在しているが、概ねⅠ<交響曲・管弦楽曲系>、Ⅱ<協奏曲、室内楽、器楽曲系>、Ⅲ<歌劇・歌曲系>に分けると、とりわけⅡが充実していることがわかる。

Ⅰではブラームス、ブルックナーに焦点をあて、ベイヌム、マズア、サヴァリッシュ、ヨッフム、ハイティンクで固めている。マルケヴィチやデイヴィスなどもいるが、全体的にここは他のレーベルに比べてやや見劣りがする。あえてステレオ録音に限定しなければ多様な選択肢もありえたし、PHILIPSはベイヌムなどモノラルでもナチュラルサウンドで優れた演奏もあるので惜しい。
Ⅲはスゼー(Br)、カレーラス(T)の男声陣が光り、女声ではアーメリンク(Sp)、ベイカー(Ms)などを起用。贔屓であれば楽しめる。

Ⅱは録音は古くなったが、かつての名曲名盤の宝庫で、アーヨ+イ・ムジチの『四季』、クレーメルのバッハ(無伴奏パルティータ第1~3番)はじめ、 ピアノではリヒテル、アラウ、ブレンデル、ヴァイオリンではグリュミオー、シェリング、チェロではワレフスカ、室内楽ではイタリア弦楽四重奏団といった芸達者揃い(なお、Ⅰ、Ⅲにも協奏曲、室内楽、器楽曲が含まれており、作曲家別にも再鑑されたい)。

(作曲家別:順不同/収録情報、録音年を記載)

<交響曲・管弦楽曲系>
【ハイドン】
交響曲第96番『奇跡』ハイティンク/コンセルヘボウ管1964年

【モーツァルト】
交響曲第35番『ハフナー』、第39番、第40番:クリップス/コンセルトヘボウ管1972年
ピアノ協奏曲第15、21、23番:ブレンデル(P)、マリナー/アカデミー室内管1971、1981年
ヴァイオリン協奏曲第4番:クレッバース(Vn)、ジンマン/オランダ室内管1975年
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K.364:グリュミオー(Vn)、ペリッチャ(Va)、デイヴィス/ロンドン響1964年
ヴァイオリン・ソナタ第25、28、32、34番:グリュミオー(Vn)ハスキル(P)
1958年
オーボエ協奏曲K.314ホリガー(Ob) ワールト/ニューフィル管1970年
管楽アンサンブル版『ドン・ジョヴァンニ』(トリベンゼー編)、『後宮からの誘拐』(ヴェント編) オランダ管楽アンサンブル1973年

【シューベルト】
交響曲第9番『ザ・グレート』ハイティンク/コンセルヘボウ管1975年
楽興の時第1番、即興曲第2&4番D.899-2&4:リヒテル(P)1958年
2つの性格的な行進曲D.886:ヘブラー&ルートヴィヒ・ホフマン(P)1961年
4つの即興曲D.899、同D.935:ヘブラー(P)1963年
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調、幻想曲ハ長調『さすらい人幻想曲』、3つのピアノ曲D.946:ブレンデル(P)1971、1974年
緑の中の歌、蝶々、夜鶯に寄せて、夜鶯に、うずらの鳴き声、野外で、鳥たち、漁師の歌、茂み、林にて:アーメリンク(Sp) ボールドウィン(P)1973年
ピアノ三重奏曲第1番、第2番:ボザール・トリオ1966年

【メンデルスゾーン】
劇付随音楽『夏の夜の夢』より『序曲』『スケルツォ』『ノットゥルノ』『結婚行進曲』:セル/コンセルトヘボウ管1957年

【ブラームス】
交響曲第1番、第4番:ベイヌム/コンセルトヘボウ管1958年
交響曲第2番、第3番:マズア/ゲヴァントハウス管1977年
ドイツ・レクィエム、アルト・ラプソディ:リップ(Sp) 、フランツ・クラス(Br)、アーフェ・ヘイニス(A)、サヴァリッシュ/ウィーン響、ウィーン楽友協会合唱団1962年

【ブルックナー】
交響曲第5番:ヨッフム/コンセルヘボウ管1964年
交響曲第9番:ハイティンク/コンセルヘボウ管1965年

【ベルリオーズ】
序曲集:『イタリアのハロルド』、『トリスティア』、『ローマの謝肉祭』、『宗教裁判官』:今井信子(Va)デイヴィス/ロンドン響1965~80年
歌曲集『夏の夜』ジェシー・ノーマン(Sp)、デイヴィス/ロンドン響1979年

【ドヴォルザーク】
交響曲第5番、第6番:ロヴィツキ/ロンドン響1965、1967年
交響曲第7番、チェロ協奏曲ロ短調:シフ(Vc)、デイヴィス/コンセルトヘボウ管1975、1980年

【チャイコフスキー】
交響曲第6番『悲愴』、『くるみ割り人形』組曲:小澤征爾/パリ管1974年
マンフレッド交響曲:マルケヴィチ/ロンドン響1963年
ヴァイオリン協奏曲ニ長調:アッカルド(Vn) デイヴィス/ BBC響1975年
バレエ『くるみ割り人形』全曲、ドラティ/コンセルヘボウ管1975年
ロココ風の主題による変奏曲:ジャンドロン(Vc)、ドホナーニ/ウィーン響1962年

【R=コルサコフ、ボロディン】
『ロシアの復活祭』序曲、だったん人の踊り:マルケヴィチ/コンセルトヘボウ管1964年

【ビゼー】
『カルメン』組曲第1&2番、『アルルの女』組曲第1&2番:マリナー/ロンドン響1978年

【サン=サーンス】
交響曲第3番『オルガン付』:コルゼンパ(Org)、ワールト/ロッテルダムフィル1976年

【R.シュトラウス】
交響詩『英雄の生涯』、『死と変容』:ハイティンク/コンセルヘボウ管1970 、1981年
オーボエ協奏曲ニ長調ホリガー(Ob) ワールト/ニューフィル管1970年

【シベリウス】
交響曲第2番:セル/コンセルトヘボウ管1957年
ヴァイオリン協奏曲ニ短調:アッカルド(Vn) デイヴィス/ロンドン響1979年
4つのユモレスクOp.89:アッカルド(Vn) デイヴィス/ロンドン響1979年

【クルト・ワイル】
交響曲第1番、第2番:ワールト/ゲヴァントハウス管1973年
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<協奏曲、室内楽、器楽曲系>
【ヴィヴァルディ】
協奏曲集『四季』、ヴァイオリン協奏曲『恋人』:アーヨ(Vn) イ・ムジチ
1959、 1958年

【バッハ】
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1~3番:クレーメル(Vn)1980年

【チマローザ】
フルートとオーボエのための協奏曲ト長調:ニコレ(Fl)、ホリガー(Ob)、シリトー/アカデミー室内管1985年
レクイエム:アーメリンク(Sp)、ネグリ/ローザンヌ室内管、モントルー祝祭合唱団1968年

【ベートーヴェン】
ピアノ協奏曲第3、4番:アラウ(P)、ハイティンク/コンセルトヘボウ管1964年
ヴァイオリン協奏曲:クレッバース(Vn)、ハイティンク/コンセルヘボウ管1974年
ピアノ三重奏曲第4~6番、9番:ボザール・トリオ1964年
六重奏曲ト長調:ベルガー(Hr)、クリアー(Hr)、ベルリン・フィルハーモニー八重奏団員1968年
七重奏曲変ホ長調:ベルリン・フィルハーモニー八重奏団1972年
ディアベッリ変奏曲Op.120、ピアノ・ソナタ第17番『テンペスト』:コワセヴィチ(P)1968、1971年

【ショパン】
ピアノ協奏曲第1番、第2番:ハラシェヴィチ(P)、ホルライザー/ウィーン響1958年
練習曲第3番『別れの曲』:リヒテル(P)1958年
24の前奏曲:マガロフ(P)1975年

【リスト】
ピアノ協奏曲第1番、第2番、死の舞踏:ブレンデル(P)、ハイティンク/ロンドン・フィル1972年
死のチャールダーシュ、4つの忘れられたワルツ第1番、モショーニの葬送、眠れぬ問い(問いと答え)、凶星!(不運):ブレンデル(P)1979年
忘れられたワルツ第1&2番、超絶技巧練習曲第5、11番:リヒテル(P)1958年
超絶技巧練習曲S.139:アラウ(P) 1976年
ヴェルディ『アイーダ』から「神前の踊りと終幕の二重唱」:アラウ(P)1971年
BACHの名による前奏曲とフーガ、葬送頌歌S.268-2、コラール『私達へ、魂の救いを求める人々へ』による幻想曲とフーガ:コルゼンパ(Org)1970年

【パガニーニ】
ヴァイオリン協奏曲第1番:シェリング(Vn)、ギブソン/ロンドン響1975年

【ヴィエニャフスキ】
ヴァイオリン協奏曲第2番:シェリング(Vn)、ヤン・クレンツ/バンベルク響1972年

【シマノフスキー】
ヴァイオリン協奏曲第2番:シェリング(Vn)、クレンツ/バンベルク響1972年

【ストラヴィンスキー】
ヴァイオリン協奏曲:グリュミオー(Vn)、ブール/コンセルヘボウ管1966年

【ベルク】
ヴァイオリン協奏曲:グリュミオー(Vn)、マルケヴィチ/コンセルヘボウ管1967年

【ガーシュウィン】
ピアノ協奏曲:ハース(P)、ワールト/モンテカルロ国立歌劇場管1970年

【プロコフィエフ】
チェロ協奏曲:ワレフスカ(Vc)、インバル/モンテカルロ国立歌劇場管1972年

【ハチャトゥリアン】
チェロ協奏曲:ワレフスカ(Vc)、インバル/モンテカルロ国立歌劇場管1972年

【ジュリアーニ、ロドリーゴ】
ジュリアーニ:ギター協奏曲第1番、ロドリーゴ:マドリガル協奏曲、アンダルシア協奏曲、ペペ・ロメロ(G) ロメロ四重奏団、マリナー/アカデミー室内管:1974、1978年

【フンメル】
オーボエと管弦楽のための主題と変奏:ホリガー(Ob)、レパード/イギリス室内管1968年

【ドビュッシー】
弦楽四重奏団ト短調Op.10イタリア弦楽四重奏団1965年

【ラヴェル】
弦楽四重奏曲ヘ長調:イタリア弦楽四重奏団1965年
歌曲集『シェエラザード』ジェシー・ノーマン(Sp)、デイヴィス/ロンドン響1979年
歌曲集『博物誌』、『ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ』、『クレマン・マロの2つの風刺詩』:スゼー(Br) 、ボールドウィン(P)1968年

【ムソルグスキー】
展覧会の絵:リヒテル(P)1958年(モノラル)

【ラフマニノフ】
前奏曲第23番嬰ト短調Op.32-12:リヒテル(P)1958年
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<歌劇・歌曲系>
【リュリ】
歌劇『アルチェステ』より『Il faut passer tot ou tard』
歌劇『カドゥムスとエルミオーヌ』より『Belle Hermione』
歌劇『ペルセウス』より『Je ne puis dans votre Malheur』
―スゼー(Br)、レパード/イギリス室内管1963年

【ラモー】
歌劇『イポリートとアリシ』より『Ah! qu'on daigne du moins』
歌劇『カストルとポルークス』より『Nature amour』
歌劇『ダルダニュス』より『Voici les tristes lieux』
―スゼー(Br)、レパード/イギリス室内管1963年

【ヘンデル】
カンタータ『ルクレツィア』HWV.145
歌劇『ロデリンダ』より『何処にいるの、愛しい人よ』
歌劇『アリオダンテ』より『暗く不吉な夜が過ぎると』
歌劇『セルセ』より『オンブラ・マイ・フ』
歌劇『ヘラクレス』より『私はどこへ逃げよう?』
歌劇『アタランタ』より『優しき森よ』
オラトリオ『ヨシュア』より『ああ! もし私がユバルのリラを手にし』
―ジャネット・ベイカー(Ms)レパード/イギリス室内管1972年
歌劇『ロデリンダ』より『Scacciata dal suo nido』
歌劇『エジプト王トロメーオ』より『Che piu si tarda』
歌劇『ラダミスト』より『Perfido di a quell'empio』
歌劇『フロリダンテ』より『愛する人』
歌劇『ベレニーチェ』 『Si tra i ceppi』
―スゼー(Br)、レパード/イギリス室内管1963年

【グルック】
歌劇『アルチェステ』より『よみじの神々よ』
歌劇『思いがけない巡り会い』より『未だ見ぬ人よ』『あなたにもっと幸運を』
歌劇『パリーデとエレーナ』より『愛しき水辺』『ああ、私のやさしい情熱が』『美しい面影』『あなたを忘れて』
歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より『なんと天は澄み』『エウリディーチェなしには』
―ベイカー(Ms)レパード/イギリス室内管1975年

【ヴェルディ】
歌劇『ロンバルディア人』より『私の喜びを』
歌劇『運命の力』より『不幸な者にとって生きていることは地獄だ』
歌劇『ルイザ・ミラー』より『穏やかな夜には』
歌劇『仮面舞踏会』より『永久に君を失えば』
歌劇『イェルサレム』より『O mes amis mes freres』
―カレーラス(T)ベンツィ/ロイヤル・フィル1976年
歌劇『シチリア島の夕べの祈り』より『モンフォルテの命令だ』
―カレーラス(T) ホセ・ヘスス・ロペス=コボス/ ロンドン・フィル1980年
歌劇『シチリアの夕べの祈り』より『ありがとう、愛する友よ』
歌劇『エルナーニ』より『エルナーニ、私を奪ってください』
歌劇『トロヴァトーレ』より『恋はばら色の翼に乗って』
歌劇『ドン・カルロ』より『世のむなしさを知る神よ』
―ドイテコム(Sp)、フランチ/ローマ・イタリア放送響1969年

【メルカダンテ】
歌劇『誓い』より『誰の心にとっても女神…』『ついに果たされた、出会ったとき、ぼくたちは天にものぼる幸せに』
―カレーラス(T)ベンツィ/ロイヤル・フィル1976年

【ドニゼッティ】
歌劇『アルバ公爵』より『清く美しい天使よ』
歌劇『ロアン家のマリア』より『Nel fragor della festa』
―カレーラス(T)ベンツィ/ロイヤル・フィル1976年
歌劇『愛の妙薬』より『人知れぬ涙』
歌劇『ロベルト・デヴリュー』より『恐ろしき扉はまだ開かない』
―カレーラス(T) ホセ・ヘスス・ロペス=コボス/ ロンドン・フィル1980年
歌劇『シャモニーのリンダ』より『私の心の光』
―ドイテコム(Sp)、フランチ/ローマ・イタリア放送響1969年

【ベッリーニ】
歌劇『アデルソンとサルヴィーニ』より『Ecco signor la sposa』
―ホセ・カレーラス(T)ベンツィ/ロイヤル・フィル1976年
歌劇『清教徒』より『あのお方の優しい声が』
歌劇『夢遊病の女』より『ああ、信じられない』
歌劇『カプレーティとモンテッキ』より『ああ、幾たびか』
―ドイテコム(Sp)、フランチ/ローマ・イタリア放送響1969年
オーボエ協奏曲変ホ長調:ホリガー(Ob)、インバル/フランクフルト放送響1975年

【ポンキエッリ】
歌劇『放蕩息子』より『Il padre!』
―カレーラス(T)ベンツィ/ロイヤル・フィル1976年

【ロッシーニ】
『スターバト・マーテル』より『嘆き、憂い』
歌劇『ウィリアム・テル』より『置いていかないでください』
―カレーラス(T) ホセ・ヘスス・ロペス=コボス/ ロンドン・フィル1980年
ロッシーニ:『ウィリアム・テル』序曲(セドラク編)、『アルジェのイタリア女』序曲(セドラク編)オランダ管楽アンサンブル1977年

【シューマン】
女の愛と生涯:アーメリンク(Sp) ボールドウィン(P)1973年
リーダークライス:アーメリンク(Sp) イェルク・デムス(P)1979年

【J.シュトラウス他】
J.シュトラウスII:ペストのチャールダーシュ、シトロンの花咲くところ、ウィーンの森の物語、愛のワルツ
ヨーゼフ・シュトラウス:天体の音楽
―ドイテコム(Sp)、アラース/ウィーン・フォルクスオーパー管1971年