土曜日, 1月 21, 2012

ポリーニⅦ




Frederic Chopin (1810 - 1849) 

Etudes (12) for Piano, Op. 25

録音場所:01,05/1972, Herkules Saal, Residenz, Munich [Studio] 

 

 エチュード集はOp.1025の2種類とも録音がある。ポリーニの魅力のひとつにその硬質な叙情性がある。高校生の頃、真のロマンティズムとは、克己心をもって新しいものに挑戦していくこと、という文章を読んで共感した。安易なセンティメンタリズムとは一線を画するこの真のロマンティズムをもって、硬質な叙情性は表現が可能となるのだろう。ショパンが書き、ポリーニは見事にそれを現代に蘇らせている。

 

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