日曜日, 8月 08, 2010

ブルックナー メモ書き

http://www.hmv.co.jp/product/detail/217761

 shokkouブログではユニーク・ジャケットの<拾遺集>を取り上げました。ブルックナーのCDジャケットは、作曲家の肖像、教会など地味なものが多く、ハッとする、あまり目をひくものがないのですが、ちょっと茶目っ気の滲むものもあり、楽しめると思います。
http://blog.livedoor.jp/shokkou/archives/1834533.html

 上記の「女性入り」はブルックナー系では珍しいのですが、これはジャケットではなく演奏そのものがユニークなので掲載しました。

 ブルックナー・ブログは「夏バージョン」ということで、<自然系>のジャケットを並べてみました。虹のかけ橋も、夏にふさわしいのでは・・・。どうぞあわせてご覧下さい。
 さて、最近は・・・。alneoにベームを入れて、携帯して聴いています。

ベーム→
http://shokkou.spaces.live.com/blog/cns!9E9FE7463122BF4E!1305.entry?&_c02_owner=1

<自然系>
http://shokkou.spaces.live.com/default.aspx?&_c02_owner=1&wa=wsignin1.0&sa=39283556


【HMV レビュー】 (以下は引用)
ブルックナー:交響曲第7番 室内アンサンブル版  リノス・アンサンブル

 1999年デジタル録音。シェーンベルクがウィーンで主宰した「私的室内楽協会」コンサートのための編曲リストの中に、ブルックナーの交響曲第7番が存在することは以前から知られていましたが、1921年夏の初演以降、取り上げられた記録はなぜかまったくなく、このCDに収められた演奏が80年ぶりの蘇演となるのは少し意外な気もします。
 交響曲第7番は、ブルックナーの交響作品の中では珍しく初演から成功し、当時から比較的ポピュラーな人気を獲得していたもので、ヨハン・シュトラウの編曲などで知られていた私的室内楽協会が、編曲の対象に選んだとしても不思議はありません。
 この室内楽版は、クラリネット、ホルン、ハーモニウム、ピアノ、弦楽四重奏、コントラバスの9人編成を採っています。編曲の実作業はシェーンベルク門下の3人が分担しておこなったとのこと。ハンス・アイスラーが第1楽章と第3楽章、エルヴィン・シュタインが第2楽章、カール・ランクルが第4楽章をそれぞれ担当していますが、音を聞く限りそれぞれ編曲者が違うという感じはあまりしません。おそらくスコアリングの綿密な打ち合わせが当事者間でおこなわれていたのでしょう。
 新ウィーン楽派の面々によるブルックナー観が、この編曲を通して見えてくるのは間違いありません。ブルックナーの作品はよく「オルガン的」と言われ、実際、オルガンによる演奏もリリースされているのですが、この編曲ではむしろその「オルガン臭」が排除されているのが印象的です。ハーモニウムやピアノも、足りない声部の単なる補強ではなく、音色パレット上の一構成要素として作用し、色彩の変化が元のオーケストラ版よりも強くなっているのがポイントとなっています。
 第7番はブルックナーの交響曲の中では最も親しみやすい旋律美を持つ作品ですが、前半2楽章の重さに較べ、後半2楽章、というよりも第4楽章がフル・オーケストラで聴くとアンバランスなほど軽い感じがしていたことも確か。が、このヴァージョンで接するとそうした問題が解消され、一貫したムードが保たれているように聴こえるのが面白いところです。
 室内楽版ならではの自発的アンサンブルや、自由でのびやかな歌いまわしが楽しめるのもこのヴァージョンの魅力のひとつ。
 名手揃いのドイツのグループ、リノス・アンサンブルはその利点を最大限に生かしており、大オーケストラによる演奏ではマスクされてしまいがちな対旋律や経過句を明瞭かつ立体的に響かせることに成功していて、作品の構造面への興味を抱かせる効果も十分といったところです。たいへん優れた編曲作品の登場と言えるでしょう。  

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